皆さんこんにちは。
昨今、DIYが流行しているのをご存じでしょうか。
多くの書籍が出版され、DIYの手順を説明する動画サイトも増えています。そのブームにより、自分で屋根を修繕する方が増えてきているのが確かです。
しかし、雨漏りなどの大掛かりな屋根修繕は、専門業者に依頼することをおすすめします。なぜなら、屋根の修繕は高度な技術が必要なうえ、失敗すると状態が悪化したり、費用が余分にかかったりするからです。
そこで今回は、DIYで屋根を修繕するデメリットや危険性について、具体的に解説していきたいと思います。
では、DIYでの屋根の修繕をおすすめしない理由を、6つ紹介します。
1:屋根に上るのは危険!
屋根材の表面は通常でも滑りやすく、その上コケなどが生えているとさらに滑りやすくなっているので滑って大けがをする危険性があります。また、屋根の状態がかなり劣化していた場合、屋根を踏みぬいてしまう可能性も。プロの業者は足場を組んだりして万全の安全対策をしたうえで修繕を行いますが、素人の場合は安全確保をできないまま作業するケースが多く、転落する可能性があるためとても危険です。
2:雨水の流れを止める可能性大
屋根は雨水を流す機能が働かないと、雨漏りを起こしてしまいます。屋根にある雨の通り道をふさいでしまうと、雨水が排出されなくなるのです。プロの業者が施工する場合は「雨仕舞(あまじまい)」を考慮するため、雨の流れを止めない屋根に仕上がります。
雨仕舞とは、屋内に雨水が入らないようにする屋根材や板金金物の設置、固定の仕方のことです。 「防水」は雨水をシャットアウトすることを指しますが、「雨仕舞」は防水に加え、雨水を上手に誘導し、地面へ受け流す構造のことを指します。 屋根の傾斜を利用し、雨水を屋根から軒天→雨樋→地面→排水路へスムーズに流れるようにする仕組みです。
プロの業者は屋根材の素材の特徴や構造を知っているため、この雨仕舞がスムーズに機能するような修理を行います。 しかし、素人が修繕すると雨水をせきとめ、別の新たな雨漏りを発生させてしまう危険性があり、逆に家の寿命を縮めてしまうかもしれません。 DIYがうまくいったと思っていても、本来長持ちする修繕が短期間しかもたず、すぐに再修繕が必要になるケースも多くあります。
3:「割れる」危険性
瓦やカラーベストの場合、正しいところを歩かないと簡単に屋根材が割れてしまうことがあります。プロの業者は踏んでも大丈夫な位置を把握していますが、素人には判断が難しいものです。屋根に上り屋根材を踏んで割ってしまうと、雨漏りが拡大する可能性があります。
4:時間がかかる
瓦屋根の修繕は、プロの業者でも時間がかかる工事だといわれています。体力があり専門的な知識・技術を持っているプロでも大変な作業です。それをDIYで行おうとすると、かなりの時間が必要です。長時間にわたって屋根の修繕をしている間に、にわか雨が降ってきて室内の大切な家具などを濡らしてしまっては元も子もありません。
5:保証がない
プロの業者に修繕依頼をした場合、何らかの保証があるのが一般的です。万が一不備があった場合でも、再度修繕をしてもらえたり、返金してもらえたりと、アフターサービスが整っています。
しかし、DIYはすべて自力責任で行うため、当然保証などはありません。もし失敗した場合は余分な費用がかさみ、疲労感だけが残ってしまいます。
6:漆喰を修理する際は道具探しが大変!
瓦屋根の漆喰の補修に必要不可欠な道具として、鶴首(つるくび)があります。DIYコーナーにはたくさんの道具が揃っていますが、この鶴首を売っているお店はなかなかありません。道具がなければ修繕は難しく、代替品を使えば失敗する可能性が高まります。
家を守る重要な役割を果たす屋根の修理は、専門的な知識と技術があるプロの業者に頼むことをおすすめします。 屋内外のちょっとした修繕であれば、DIYで修繕しても大きな問題になることは少ないですが、屋根は大がかりで修繕が大変な部分です。 もしDIYで失敗した場合、当初より修繕箇所が増え、費用がかさんでしまうかもしれません。
屋根の修繕の費用を抑えたい場合は2~3社から相見積をとり、費用がリーズナブルでかつ信頼できそうなプロの業者を選ぶとよいでしょう。あまたある屋根屋さんのなかでも日本ポリフォームの代理店会の加盟店は、信頼できる業者ばかりです。また、ポリフォームを導入すれば、今後、発生が予想される台風や地震に対しても安心です。
ポリフォームとは、強力な接着剤で瓦をがっちりと固定していくシンプルな工法です。従来の瓦屋根工法は、釘やビスを使って瓦を固定していくものですが、ポリフォームなら、時間がかかるといわれている屋根の修繕も短縮することができます。また、ポリフォームは台風や地震などの予測できない規模の災害にも耐えることができる工法であり、事前に備えることができるのです。
瓦屋根を自分で修繕した場合のメリット・デメリットと、プロの業者にお願いした場合のメリット・デメリットを、ぜひ比較してみてください。費用面ではDIYが有利と思われがちですが、それは成功することを前提とした場合の話です。屋根の修繕に失敗してしまえば、余分な費用がかさむだけでなく、屋根の状態をさらに悪化させてしまうリスクもあります。
ポリフォームはシンプルかつ確実な瓦屋根の工法です。プロの腕で施工してもらえば、末永く安心して住める家になります。大事なマイホームを長持ちさせたい方は、ぜひポリフォームに注目してみてください。きっとその魅力がわかるはずです。