“最先端かつ最安全”。ドローンを使った瓦点検の3つのメリット

 

ようやく列島全体が春めきはじめ、これから夏が来るにしたがって気になるのが台風。

 

西日本だけではなく、東日本にも多大な影響を及ぼした2017年の台風も記憶に新しく、いま一度お住まいの屋根を点検ししっかりと補強しておきたいところです。

 

 


■瓦のメンテナンスは自分ではできない!
傷ついた瓦は大変危険

特に対策しておきたいのが「瓦」。
瓦がずれたりしているのは瓦を固定するのに使われている釘やビスが浮いてしまい、固定力が低下している証拠。ちょっとした風でも瓦が吹き飛んでしまい、大きな事故につながる可能性があります。

 

ましてや大型台風の直撃を受けたら、ひとたまりもありません。落下した瓦が通行人を直撃し、大けがを負わせてしまう最悪のケースも考えられます。

 

 

■世界最強の瓦留め工法=ポリフォーム

 

このようにゆるんだ瓦を補強するため、イチバンにおすすめしたいのが「ポリフォーム工法」。毎年のように巨大なハリケーンが襲来するアメリカのフロリダ州の条例で義務化されている工法です。

 

従来のように釘やビスではなく「ポリフォーム」という超強力な接着剤を使うことで、従来工法の約4倍の強度を発揮します。
また、瓦の下に接着剤を注入していくだけなので、簡単に施工できるのも魅力。あっという間に作業できるのにもかかわらず、台風・地震・竜巻などの天災に対して驚異的な耐性を発揮する「世界最強の瓦留め工法」なのです。

 

 


ポリフォームを使って屋根瓦の補強をする場合には、必ず屋根を点検して瓦の現状を把握する必要があります。

 

今まではユーザーからの依頼を受けた屋根業者が自ら屋根にのぼり、実際に肉眼で瓦の破損状態を確認していました。しかし、そこには「危険性」や「手間」、「信頼性」とさまざまな問題が発生してしまうのです。

 

 

■ドローンを使って安全かつ確実に点検を

 ドローンルーファーで簡単な屋根点検

しかし昨今、技術の発展によりその問題が払拭され、お施主さまも業者もうれしい点検方法が可能になりました。特に「ドローンを使った瓦のチェック」は注目を浴びています。

 

主に航空写真の撮影や農薬の散布・点検などで活躍し、最近ではネットショッピングの郵送にも利用され始めた、利便性の高いドローン。屋根の上まで飛ばすことによって、屋根の状態を高画質で撮影してくれるのです。

 

では、いったいどのような問題を解決してくれるようになったのでしょうか。ドローンを使った瓦の点検のメリットを3つご紹介いたします。

 

 


1.危険性の軽減

 

まずはなんといっても危険性の低減です。

 

瓦のチェックは高所作業。危険性を伴うのでプロの職人でも緊張する工事です。落ちたら重傷は免れませんし、最悪の場合、死に至るケースもあります。

 

その点ドローンを使えば、ケガをする恐れはありません。ありうるケースとしては、空中でトラブルを起こし、落ちてきたドローンにぶつかって負傷してしまう……というものくらいでしょうか。しかしそのケースも可能性としてはとても低いですよね。

 

 


2.時間短縮を図れる

 

続いてのメリットは「点検時間の短縮」。

 

広範囲を見渡せるカメラを搭載したドローンを飛ばせば、たった1度の飛行で破損部の特定だけではなく、屋根全体の劣化状態を把握できます。従来のように、おそるおそる瓦の上を移動しながら点検する必要がないので、大幅な時間短縮になるのです。

 

「でもドローンなんて、画質が悪くて肝心なところが見えにくかったりするんじゃないの?」とお思いの方、実際の映像を見たらきっと驚くと思います。最近のドローンの映像はすごく高画質。詳細まできっちり確認できるのです。

 

 


3.お施主様が実際の映像で屋根の状況を把握できる

 

従来では職人が屋根にのぼって不良箇所を把握し、お施主様に何枚かの写真で伝えるのが一般的でした。

 

その際に、事前に同意しておいた他家の劣化した屋根の写真をデジカメでお施主様に見せて、必要のない工事をさせるといった詐欺行為を働く悪質な業者も報告されています。

 

しかしドローンはモニターと連動しておりますので、屋根の状況をお施主様がリアルタイムで見られます。そのうえで、職人がプロフェッショナルとしての意見と修繕の方法を細かくアドバイスできるのです。

 

業者に対する信頼感も高まりますし、お施主様にとってはうれしいことばかりですよね。

 

 

このようにドローンを使った瓦の点検サービスにはさまざまなメリットがあります。
時代の進化によって利便性が高まった結果、実践できるようになった極めて現代的な方法です。

 


屋根点検を楽にするドローンルーファー

 

最近ではドローンの屋根工事の専門業者も増えています。

 

なかでもおすすめしたいのが、株式会社CLUEが発表した「DroneRoofer(ドローンルーファー)」というサービス。

 

iPadのボタンをワンタッチするだけで誰でも簡単にドローンを操作できます。また面倒な飛行許可証の申請はパッケージに含まれており、すべて株式会社CRUEが請け負ってくれるのです。

 

 


■まとめ
ドローンを使った最先端の屋根点検で瓦の状況を把握して、もし不具合が見つかった場合には、世界的にも高い評価を受けている「ポリフォーム」を使って補修・補強をしてはいかがでしょうか?

 

これこそが最先端の技術を活用した究極の賢い屋根のメンテナンス法といえると思います。

 

たとえ天災が発生した場合でも、瓦での事故を確実に防げます。災害はいつ起こるか分からないからこそ、早めの準備が大切です。

 

 

 

ポリフォームに関してのご質問は、下記URLからお気軽にどうぞ。

 

http://www.polyfoam.jp/inquiry/

新着瓦記事

屋根の形で雨漏りのリスクが変わる! 屋根形状による雨漏りの違い

2020.02.01

屋根の形で雨漏りのリスクが変わる! 屋根形状による雨漏りの違い

  昔の街並みや伝統的な家屋が保存された地域に行くと、同じ形状

雪の多い地域でも安心して暮らせる住居に! 積雪に強い屋根にする方法

2020.01.01

雪の多い地域でも安心して暮らせる住居に! 積雪に強い屋根にする方法

  日本列島は北海道から沖縄まで南北に長く、日本人はそれぞれの

被害報告から徹底検証! 台風の後の、屋根のチェックポイントとは?

2019.12.01

被害報告から徹底検証! 台風の後の、屋根のチェックポイントとは?

  2019年は多くの台風が上陸し、各地に大きな被害をもたらし

洋瓦で南欧風の住宅に!〜洋瓦の種類やメンテナンス方法〜

2019.11.01

洋瓦で南欧風の住宅に!〜洋瓦の種類やメンテナンス方法〜

  「瓦」と聞くと、伝統的な日本家屋や木造住宅に使われている日

人気瓦記事